ワークスタイルインタビュー〜あなたを変えたターニングポイント〜

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「エネルギーのある人が、やりたいことをできる世の中に。」

DREAM GATE代表

松谷 卓也

株式会社リクルート入社後、社内企業としてDREAM GATEを立ち上げる。その後独立し運営会社を設立、代表として独立・起業を目指す人達に様々な形でサポートを行っている。

― レールからはずれる

DREAM GATEは、夢を追うすべての人に、やりたいことをやる道として独立・起業があることを知ってもらい、その挑戦を様々な形でサポートする事業です。そんな事業を立ち上げた松谷卓也さんだが、最初からその道に進もうと思っていたわけではなかった。
「もともと都市計画に興味があったので、立命館大学理工学部の土木工学に入ったんです。だから就職活動のときは、ディベロッパーに就職しようとも考えていました。バブル期だったこともあって、内定も12個くらいもらいました。だけど、なぜか空虚さを感じたんです。内定した企業は都市計画というより儲けることを考えていたし、自分自身の問題としても、高校のときに決めた夢にそのまま安易に突き進んでいいのか、という疑問があったんです。そんな時、たまたまリクルートという会社を知りました。ものすごく優秀な先輩社員が『うちに来い!』って言ってくれて、こんな先輩がいるなら大丈夫だと思って入社を決めました」

― 景気が悪くなったから、仕事が楽しくなった

そうしてリクルートで働くことになった松谷さん。充実した社会人生活を送っていたのかと思いきや、意外な答えが返ってきた。
「1年目は全然面白くなくてね。会社ってなんてつまらないんだろうと思いました。組織の中の一員になっている自分がすごくかっこ悪いと思っていたんです。だけど社会人2年目から景気が悪くなってきて、逆に仕事が楽しくなってきたんです。それは、商品の強さだけでは物が売れなくなってきて、企画・アイデア・プレゼン・ネットワークなど、商品を売るために自分の力が必要になってきたからです。自分にしかできないことをやるということは、すごく楽しいことでした。その後、町興しの企画などエポックメーキングな仕事を多くさせてもらい、企画から納品までを自分の力で動かす仕事の楽しさに味をしめてしまったんですね。しかしその反面、巨大な組織の中で人の作ったものを売っている自分がかっこ悪いと感じていて、独立をしたいと次第に考えるようになってきました」

― 人々に挑戦者マインドをインスパイアしたい。

そうして2003年の4月に、リクルートの社内企業としてDREAM GATEを立ち上げることになる。立ち上げてからの1年は、「自分ってこんなに働けるんだな」と感心したほど無我夢中で働いた、と松谷さんは言う。彼をそれほどまでに突き動かしたものは一体なんだったのか。
「リクルートは多くの起業家を輩出する会社だけど、最初はキラキラしてたやつがだんだん目の輝きがなくなっていくのを見ていて、それが結構ショックだったんです。それでエネルギーのある人がやりたいことをできる世の中って必要なんだろうな、と感じたんです。だからDREAM GATEを通して挑戦者マインドをインスパイアしていけたらな、と考えました。世の中の保守的で挑戦しない価値観や文化を、変えていこうと思いました。」
最後に、大切にしている価値観を聞くと、「自分をまず信じることです。しかし同時に、どんなにすごいことができても自分は平凡なんだということも忘れないようにしています。」と返ってきた。どんなに成功を収めても常に謙虚であろうとするその姿勢は、全ての起業家の手本のように見えた。