ワークスタイルインタビュー〜あなたを変えたターニングポイント〜

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「僕は、パソナテックに恋しているんです。」

パソナテック代表取締役社長

森本 宏一

テンポラリーセンター(現パソナ)入社。様々な経験を経て、パソナの子会社として、IT分野の専門人材サービスを行う、株式会社パソナテックを設立。現在は代表取締役社長として活躍中。

― サーフィンで学んだ、仕事ビジョン

パソナテック代表取締役社長、森本宏一さん。“社長”と言うと、「学生時代、どれだけ勉強をしていたんですか?」と聞かれることも多いらしい。しかし、学生時代の森本さんはもっと別のことに夢中だった。
「4年間、サーフィンに没頭していました。多い年で、年間130日は海に通っていましたね。とにかくサーフィンが楽しくて、海外の波にもチャレンジしに行ったんですが、そのときに『海外の人って豊かだな、余暇の過ごし方が上手だな、人生を楽しんでるな』って思ったんです。例えばオーストラリアでは、休日に家族でクルーザーに乗ったり、キャンプに行ったりして、余暇を上手に過ごしている人がたくさんいたんです。今でこそよく聞かれる言葉になりましたが、「ワークライフバランス」をきちんと実現しているという印象を受けました。それに対して、日本ではそれができていないな、と感じたんです。だから就活のときは、『日本の余暇を変える』というビジョン を持って会社選びをしていましたね」

― ビビビ婚ならぬ、ビビビ就職

サーフィンを通じて感じたことを胸に、就活をしていた森本さん。様々な業種の企業をまわる中で出会ったのが、テンポラリーセンター(現パソナ)であった。今から18年前、人材派遣というサービスはまだ世の中に認知されていなかった。しかし森本さんは、このサービスに大いなる可能性を感じ、まるで恋をするかのように人材派遣業界に夢中になり、就職を決めたのであった。
「テンポラリーセンター(現パソナ)へ就職を決めたのは、創業者であり現グループ代表の南部靖之の影響が大きいです。いずれ自分で事業を起こしたいと考えていた僕は、当時“ベンチャーの騎士”と呼ばれていた彼のそばで仕事をすれば自分を鍛えることができると思ったんです。また、面接も他の企業とはひと味違いました。他の企業は主に自分がこれまでにしてきた、過去のことを聞いてきたのに対し、南部は未来のことしか聞いてこなかったんです。そして将来何をやりたいかというを質問に対し『日本の余暇を変えたいんです』と言うと、『じゃあ、その事業をうちでやってくれよ!』って言ってくれました。また『社員の夢の数だけこれから会社をつくる』とも語ってくれて。その時に ビビビってきて、入社を決めました 」

― いつの日か、海の上で取締役会をしたい

「人材は、すべての産業とすべての会社にとって絶対に欠かせないもの。だからこの先、人材サービスは必ず成長する産業になる」という確信が原動力となって、森本さんは仕事に没頭していくことになる。
「94年にwindowsと出会ったことは、自分にとってすごく大きな出来事でした。これは絶対に普及すると思いました。そして普通の人たちは、パソコンやwindowsを販売することに焦点を当てていたけれど、僕は普及に伴うサービスとそれに対応する人材に焦点がくると考えて、それを事業化しようと思ったんです」
その後このサービスは、見事成功をおさめることになる。今の仕事を本当に天職だと思っている森本さんはプロとは何か、また森本さんの目指すものについて、こう答えてくれた。
「自分の仕事を通じて人から感謝されたり、感動を与えるのがプロフェッショナルだと思います。自分のメリットだけのために仕事をするのはアマチュアだと思っています。そしてこれからの目標は、日本をIT先進国にし、雇用先進国にすること。この2つのビジョンをパソナテックの事業を通じて実現していきたいです。近い将来さらにITが進化して、毎日仕事場に通うという働き方だけではなく、世界中のあらゆるところが仕事場という環境が実現すると思うんですよね。そうしたら、いつでもどこでも好きなときに仕事ができる。例えば、僕が波の上に浮かびながら取締役会をすることだってできるんです(笑)。そういう社会になったら、日本人も上手に余暇を使うことができるような社会が実現できるんじゃないかな、と思っています」